━─ LRWC ニュース━─━─━─━─━─
※特記以外、引用文中の太字強調及び赤字強調はLRWCによる。

7月31日

NPO法人S、銚子市へ104万9千円を返還

  • 芦崎高齢者いこいセンター運営管理費の返還
    銚子市に本拠を置く特定非営利活動法人であり、芦崎高齢者いこいセンターの指定管理者であったNPO法人S(仮名)が、平成18年度分の運営管理費1300万円のうち、104万9千円を銚子市へ返還していたことが判明したため、第一報として記す。
  • 銚子電鉄サポーターズと深い関係
    NPO法人Sの定款によれば、副理事長3名のうちの1人は銚子電鉄サポーターズ代表の西川照幸である。また、向後功作氏は、NPO法人Sが制定を推進していた条例の呼びかけ人の一人である。
    千葉県が発行したNPO情報誌には、『銚子電鉄の運行支援をする市民団体「銚子電鉄サポーターズ」とも友好的で、観光案内や銚子電鉄関連のイベントにも協力していただき、地域活性化の拠点となっています。〈銚子電鉄 向後さん〉』との一文が掲載されている。
  • 銚子市の追及
    銚子市議会は平成19年頃より芦崎高齢者いこいセンターの杜撰な運営を問題視し、2008年3月にはその会計についても問題とした。これを受けて、銚子市は平成20年度末(平成21年3月)までの予定であった指定管理者としての指定を平成20年3月末で取り消し、NPO法人Sの会計について調査を進めていた。
    その結果、104万9千円という高額の返還金(平成18年度分)が発生した。銚子市は刑事事件化について判断を保留し、様子見の状況であるという。
  • NPO法人Sの会計や活動については、後日掲載する予定である。
     
     

7月6日

NPO銚子発風力情報センターの会計について・その1

  • 向後次長が理事
    向後功作氏が理事の1人である特定非営利活動法人銚子発風力情報センターについて、所轄庁である千葉県へ提出している収支計算書に、風力発電フィールドテスト事業の収入と支出を全く記載していない可能性があることが分かった。第一報として記す。
  • 隠されたフィールドテスト事業収入
    平成15年度において、NPO風力情報センターは百万円を過える大きな事業を少なくとも3事業実施している。
    1つは銚子市制施行70周年に係るウェルカムゲート設置事業で、191万1300円の助成金収入があるとされる。銚子駅前に設置されているウェルカムゲートは、市制施行70周年にあたり市民から記念事業アイデを募集して設置したもので、提案者は向後功作である(広報ちょうし平成15年4月号に掲載、銚子市HPからは削除済)。
    1つはグリーンプロジェクト展に係る事業で、平成15年度収支計算書によれば、出展料収入617万9048円の他、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの512万6319円の助成金収入が存在する(当方の得ている情報では5%ほど助成金収入が多く、これについては調査中)。
    残る1つが問題の事業、即ち風力発電フィールドテスト事業である。平成15年度だけで315万0000円の収入が存在するが、平成15年度収支計算書に記載された形跡が無い。
  • 476万7000円の収入
    上記のとおり、NPO風力情報センターは平成15年度に、行政法人NEDOよりグリーンプロジェクト展に係る512万6319円の助成(当方の調査では538万2634円)を受けている。一方でこれとは別に、両者は風力発電フィールドテスト事業(風況精査)について共同研究契約を結んでいる。
    この契約に基き、行政法人NEDOはNPO風力情報センターに対し、共同研究費として平成15年度に315万0000円、平成16年度に161万7000円476万7000円を支払っている。
  • 収支計算書に計上せず
    しかし、NPO風力情報センターは平成15年度事業報告書に風況精査を実施した旨を記載しているものの、平成15年度収支計算書に計上されるはずの315万0000円の収入が全く見当たらない。平成16年度に至っては少なくとも161万7000円の収入があるにも拘らず、収支計算書を提出した形跡も無い。
  • NPO銚子発風力情報センターによる、風力発電フィールドテスト事業およびグリーンプロジェクト展事業に係る会計について、現在情報収集と解析を行っている。判明した事実については今後掲載する。
    なお次回は、銚子市議会で問題となった、銚子電鉄サポーターズと関係の深い某NPOの会計について掲載する予定である。
 


Last-modified: 2008-07-31 (木) (5746d)