━─ LRWC ニュース━─━─━─━─━─
LRWCニュース †
4月28日-銚子電鉄を救え wiki †
- 桃太郎電鉄ラッピング車イメージ図を削除
平成19年4月24日より掲載していた、ハドソン社の4月24日付報道用資料(PDF)の桃太郎電鉄ラッピング車イメージ図について、同社に問い合わせした結果、平成19年4月28日午前2時40分過ぎをもって当HPから削除した。削除直後の状態を以下に示す。
4月28日-銚子電鉄 †
銚子電鉄公認DVD「銚子電鉄物語」先行予約開始 †
- 27日、銚子電鉄公式HPに公認DVD「銚子電鉄物語」の先行予約開始がアナウンスされた。2007年5月31日発売予定、3150円。DVDの製作販売は、銚子電鉄の駅で販売しているピンバッチやネクタイピンを製作しているT&J ジャパン。ゴールデンウィークに、ヘッドマークと中吊りにDVD広告が掲示される計画がある。
デハ1001ラッピング車運行開始 †
- 26日より運用復帰
桃太郎電鉄の広告ラッピングを施されたデハ1001が26日より運行開始、昨年12月10日に休車化して以来4ヶ月半ぶりに営業運用に復帰した。同車は(株)ハドソンの看板ゲームである「桃太郎電鉄」の20周年記念車両として、2010年4月25日まで運行される予定。
- 支援的要素
20周年記念とは言うものの、「桃太郎電鉄」が20周年を迎えるのは2年近く先の来年12月であり、ラッピング車運行は多分に支援的側面が強いと思われる。28日のasahi.comでは「広告費などは支払わず、電車の車両検査代とラッピング代の数百万円をハドソン側が負担。」と報道されている。
- ラッピング広告と条例
ラッピング施工作業は25日の午後2時頃から午後11時頃までかけて行われた。運悪く雨の降る中でのラッピング作業は大変だったようで、最後には仲ノ町駅にある狭い工場内に電車を押し込んで作業が行われた。車体には予想図どおり側面に多数のキャラクターイラストが配された。車内の中吊りも、ほぼ桃太郎電鉄一色となっている。正面に敬礼ポーズのキャラクター(桃太郎)を入れる案もあったようだが、条例の関係で車番が記されるのみとなった模様。
- 出発式
出発式にはキングボンビーの着ぐるみが登場予定だったが、トラブルのため中止となった(動画)。テープカットを行ったのは以下の8名(紹介順)。
- 香月薫児氏 (株式会社ハドソン執行役員常務)
小川文雄氏 (銚子電気鉄道株式会社代表取締役社長)
岡野俊昭氏 (銚子市長)
白井和夫氏 (JR東日本旅客鉄道銚子駅駅長)
安藤勇氏 (銚子市観光協会会長)
坂本雅信氏 (銚子電鉄サポーターズ副代表)
さくまあきら氏 (桃太郎電鉄シリーズ ゲーム監督)
土居孝幸氏 (桃太郎電鉄シリーズ キャラクターデザイン)
- 今後の計画
CD発売、桃鉄キャラの描かれたぬれ煎餅の発売、「貧乏が去る像」の3駅への設置などが計画されている。
枕木の追加交換本数は434本か? †
- 地元紙の報道より
従来は約500本とされていた枕木の追加交換であるが、大衆日報が「サポーターズでは、これまでに3255名の会員から寄せられた基金1379万6129円のうち、970万円を枕木材の購入代金(1987本分)として銚子電鉄に寄贈。」と報じていたことが分かった。枕木交換の当初予定が1553本であったことから、逆算すると追加交換本数は434本であることになる。
また同報道では、『なお、サポーターズでは、会員を募集するとともに、今回新たに「募金箱」を地球の丸く見える丘展望館、銚子ポートタワー、銚子駅、外川ミニ郷土資料館に設置。このほかにも募金を設置してくれるところを求めている。』と報じている。この報道は4月14日頃と思われるが、28日までにサポーターズ公式HP及び公式ブログからは、募金箱を設置する乃至設置したという発表は無い。これについては改めて記す。
4月23日-銚子電鉄 †
関東運輸局プレスリリース †
- 完了報告について
国土交通省関東運輸局は4月17日付で、昨年11月24日付の銚子電鉄に対する安全確保命令に係る、同社の改善措置完了報告についてのプレスリリースを公表した。
デハ1001、ラッピングして26日に運用復帰 †
- 桃太郎電鉄ラッピング
かねてより噂されていたとおり、デハ1001が広告ラッピングされて運用復帰することが明らかになった。広告主はゲーム会社である(株)ハドソン、同社の看板ゲームである桃太郎電鉄のラッピングが施される。車体広告は3年間施される予定。同社は以前にも土佐電気鉄道で桃太郎電鉄の広告電車を運行したことがある。
運用開始は4月26日、同日に新発売となる桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPANの発売日に合わせたものと思われる。同日午後1時30分より銚子駅ホームにて出発式がおこなわれる。4/23の銚子電鉄サポーターズ公式ブログにラッピングイメージ図が掲載されているが、背景色が青になるのかどうかは不明。22日時点でデハ1001はクリーム一色であった。なお同車は21日に台車を装着した模様である。
車両の動き †
- デハ801検査切れか?
4月21日にデハ702が運用復帰、替わって同日にデハ801が外川へ回送された。検査切れで留置されるものと思われる。現在運用に入っているのはデハ701・デハ702・デハ1002の3両、通常運行の2両に運用予備1両を加えた最低限での車両運用となる。26日以降はデハ1001が加わって4両となるが、デハ702の検査期限の残りは長くはないと思われる。
デハ702は当初3月に検査期限を迎えるはずだったと思われ、休車化して検査期限を延長していたようである。ゴールデンウィーク中に2両編成の列車を運行する状況でも予備車が確保される形となったようだが、いつ検査期限を迎えるかは不明。
- ゴールデンウィーク後の車両運用
デハ801は昨年12月20日に車輪発注済であるが、いつ検査修理を始めるかは不明。仮にデハ702が検査期限を迎え2両が同時に運用を離れても、次に検査期限を迎えるのは12月(デハ1002)であるから当面は3両が運用に入ることが出来る。しかしこれでは全く余裕の無い最低限の車両運用となることから、早期に少なくとも1両の検査修理が行われることが必要であると思われる。運用状況については現況も参照のこと。
- 写真/仲ノ町で同型車デハ701と並ぶ、運用復帰したデハ702(中央の車両/22日)
4月17日-銚子電鉄 †
銚子電鉄 †
- 緊急対策完了を報告
昨年11月に国土交通省関東運輸局より業務改善命令を受けていた銚子電鉄は4月17日、当面の緊急対策としての設備の補修を完了したことを同局鉄道部の中山康二(なかやまこうじ)部長へ報告した。今後の安全対策に関する報告も行われたと思われる。銚電の小川文雄社長が手渡しで報告書を提出する様子がNHKで報道された。
銚子電鉄サポーターズ †
- 公式HPで一部情報を再開示
銚子電鉄サポーターズは、サポーターズ設立に際しての銚子市長や小林投手のコメント、及び「サポート組織活動の呼びかけ趣意書」から削除されていた部分である「サポートの内容」を、公式HPでhtml文書化の上で再開示した。また、活動運営費の入金状況が開示され、1月12日に個人から100万円のカンパがあったことや銚子市から1万円の提供があったことが明らかにされた。一方で旧規約や活動運営費の支出の詳細については一切明らかにされていない。
また、運営委員について「他」との記述が削除され、「他にも打診中」との表現が追加された。現在までに於いて他に運営委員が存在するなら、公表済の委員以外に運営委員の存在を示す「他」という記述の削除は「他の運営委員の存在に係る情報の非公開化」と考えざるを得ない。サポーターズの組織の性質上、役員名の全てを開示しない事実には益々注意を払わざるを得ない。
4月12日-銚子電鉄 †
銚電次長 †
- 負傷を公表-10日
かねてよりNET掲示板で噂されていたとおり、銚電次長の向後功作氏が3月23日夜に負傷していたことが自身のブログ(4月10日)で明らかにされた。左足指を全て骨折する事故で、当面は職場への出勤は無理の模様。3月23日夜は同次長が枕木交換工事に立ち会う予定となっていたが、これとの関連は明らかにされていない。
銚子電鉄 †
銚子電鉄サポーターズ †
- 公式HPを開設-11日夜
銚子電鉄サポーターズは11日夜に公式ホームページを開設した。概要は次のとおりである。
- 目的
全文照合はしていないが、サポート組織活動の呼びかけ趣意書に記されたものと同一と思われる文章が記載されている。但し、同趣意書に記されていた「サポートの内容」は記載されていない。
- 役員
一部の役員について、銚子電鉄サポーターズより始めて明らかにされた。一方で、今回明らかにされなかった役員も存在する模様である。
- 会計
監事が不在であり、規約(新)第14条に定める監査は行われていない模様である。安全対策サポート基金は当初平成19年3月11日まで記されていたが、後に4月9日分まで追記された。一方で活動運営費の支出額は平成19年3月5日までについてしか記されておらず、活動運営費の内訳は項目があるのみで項目ごとの支出額は一切記されていない。
- 基金970万円を贈呈-12日
銚子電鉄サポーターズは12日、銚子電鉄へ基金970万円を贈呈した。贈呈セレモニーは12日午後1時より、銚子市役所3階庁議室に於いて目録を手渡す方式で行われ、12日付のサンケイスポーツで報じられた。同日のサポーターズ公式ブログによれば、出席者は次の通り。
- 銚子電鉄--小川社長、小原専務
- サポータズ--西川代表、坂本副代表、古川副代表、高倉運営委員
- 藤工務所--藤本氏、木内氏
- 小林三之助商店(枕木納入業者)--堀氏
- 銚子市観光協会--安藤会長、宮内所長
- 銚子市役所--5名
- 新聞報道--各社
- 所見(公式HP/基金贈呈)
公式HPは公表された役員の数が増えた以外、目新しい発表は無い。むしろ開示情報が減少したものもある。
- 目的/今後の目的は?
サポート組織活動の呼びかけ趣意書には、サポートの内容の1に「改善命令に対する改善計画で発生する改善工事費用に限定したサポート基金の募集と支出管理に係る活動」と記されている。予定されていた枕木交換工事が完了した現在、今後の安全対策サポート基金募集の目的を明示する必要があるはずだが、公式ホームページでは一切示されていない。また「サポートの内容」そのものが削除されており、従来より目的が不明確化している。
- 役員/「他」って何?
運営委員の名が書かれた最後に「他」と書かれている。また銚電次長の向後功作氏が役員であると思われるが、その名が無い。運営委員が全部で何名なのかも不明である。明らかに出来ない理由があるのだろうか。
- 規約/支援者を舐めてるのか?
規約変更について、何らの説明がない。説明したくない理由があるのか、或いは説明する必要が無いと考えているかのどちらかだろうが、どちらにしても既に会員となっている支援者、及びこれから会員となろうとしている支援者を軽んじているとしか思えない。
- 会計/監査なし?
監事について「打診中」と記されており、つまり不在である。よって規約(新)第14条に定める監査は現状では実施出来ないことになり、同条2項「会員に公表しなければならない」が達成される見通しも示されていない。
肝心の活動運営費支出額については既に公表済の102万828円という総額が記されているのみで、項目ごとの支出額は一切記されていない。これでは何が適正な支出か一切確認出来ない。
- 基金贈呈/残り400万の行方は?
970万円は贈呈されたが、残り409万6129円(4月10日現在)の行方が明確ではない。12日の公式ブログでは「銚子電鉄サポーターズはこの第一回の基金贈呈後も活動を継続し、今後の工事内容及び工事代金、経過を銚子電鉄と十分協議の上、今後の動向に合わせて基金の贈呈を行っていきます。」としているが、いま現在銚電は資金に困っていないのだろうか?
- PDF文書/なぜ削除?
サポーターズ設立に際しての銚子市長や小林投手のコメントが記載されたPDF文書が公式HPでは公開されず、公式ブログからのリンクも削除。PDF文書自体がサーバーから削除されている模様である。「サポート組織活動の呼びかけ趣意書」はhtml文書化の上で「サポートの目的と組織・運営・基金」に記載されているが、サポーターズの目的を明確にする文章の一部(サポートの内容)が削除されている。これらは開示し続けるべき文書なのではないか。規約変更のこともあり、サポーターズ側の文書の変更や削除には注意を払わざるを得ない。
- 総論
寄付を募る組織を信頼出来るかどうかは、規則と人柄と実績と組織の自己チェック機能に掛かっている。この点で銚子電鉄サポーターズは、規約は説明なく変更し役員の一部は未公表、400万円が銚電に渡っていないし監事さえいない。これで何を評価すれば良いのだろうか。
970万円の贈呈は大きな貢献だが、一方で活動運営費の使い方に不信が持たれる中で400万円が贈呈されなかったことは大きな疑問である。全額贈呈されて当然で、970万円贈呈されたことは「十分な実績」とは見なせない。今回の贈呈セレモニーを知って「自分も銚電の役に立ちたい」と思う人も出るだろうが、現状では「サポーターズ入会金の一部又は全てが銚電に渡らない可能性」を理解した上での入会しか薦められない。
また今回の役員名一部公表で、自身がサポーターズの役員であることを周知せずにNET上でサポーターズ擁護の発言をしている事例がある可能性が出てきた(確定ではない)。この様な活動が仮に事実であった場合、その様な活動が適正なものであるかどうか、良く見極める必要がありそうである。
改めて記すまでもないが、銚子電鉄サポーターズは信頼され得る組織となるために支援者に十分に情報を開示し、役員等関係者に於いては自身の立場を明確にした上でサポーターズについて発言して頂きたいところである。
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