デハ801、貸切で動く? (8/30記)

  • 詳細は確認できていませんが、8月29日にデハ801が貸切増結で運用に入った可能性があるようです。
  • デハ1001 (桃鉄) の銚子方に連結され、オリジナルらしいサボ/HMがデハ801の銚子方正面向かって左側 (右側にはLAST RUNステッカー) に掲示されていることから、下り貸切列車として運行された模様です。架線柱の影から、午後〜夕方の運行と見られますが、画像ファイルからは撮影日は特定出来ませんでした。
    観光客が早く帰ってしまい帰宅ラッシュも無く、仕事休みに訪銚できる日曜日の夕方というのは、貸切列車の運行に向いているのかも知れません。
  • 9/1追記
    デハ801の貸切運用入りは、確定と考えて良いようです。
     

システム入替えについて (8/29記)

  • TOPページの更新が全く出来なくなってしまったため (文字数制限オーバー?)、Wikiシステムを入れ替えました。
     

デハ801、側線留置の模様 (8/25記)

  • 8月25日の昼間時点で、デハ801は仲ノ町駅の側線 (ホーム着発線の隣) に留置されている模様です。代わって洗車線には、2002Fイオン編成が留置されているようです。2002F運行開始から1ヶ月が経過しているので月検査の可能性がありますが、詳細は不明です。
  • 明日26日もデハ801が側線に留置されるかも知れませんが、留置されないかも知れません。画像で見ると、ちょっと残念ながら、ホーム側から撮影する際に架線拄が写り入む位置のようです。また、留置中はドアが開放される可能性があります。
     

2000形運行開始から1ヶ月 (8/24記)

  • 7月24日の2000形運行開始から、1ヶ月が経過しました。2000形は特にトラブル等もなく運行しているようです。
  • 最近1ヶ月の車両の動き
    • デキ3は、7月24日のイベントで構内走行した後、最奥線の一番奥 (車庫見学者からは近い位置) に留置されています。
  • デハ701は、最近1ヶ月の間の運用は確認されていません。7月17日の浅間神社例祭に伴う多客輸送が、確認されている最後の運用となっています。7月26日時点で洗車線、7月27日以降は最奥線に留置されており、これ以降に構内移動したことを示す情報はありません。
  • デハ801は、7月21日から26日にかけて6日連続で運用に入りましたが、7月27日以降の運用は確認されていません。主に洗車線の奥側に留置されていますが、少なくとも8月5日頃、17日、20日に構内を移動しており、8月20日昼間には側線に留置されているのが確認されています。他の車両の点検等の関係で、たまに動くのかも知れません。デハ701は全く動きが見られませんが、デハ801は当面、必要な際にすぐに動ける状態に置かれると見られます。
  • デハ1000形は、一部未確認ですが、2000形導入以降ほぼ2日ローテーションで運用に入っている模様です。デハ1001 (桃鉄) は、8月18日から21日にかけて4日連続で運用に入りました。8月20日時点でデハ1002 (鉄子) が洗車線奥側に留置されており、デハ1002の月検査等に伴う代走だったのかも知れませんが、詳細は不明です。
  • 2000形は、一部未確認ですが、お盆休みを除き、導入以降ほぼ2日ローテーションで運用に入っている模様です。お盆期間中は2001Fグリーン編成が4日連続 (8/12〜15)、2002Fイオン編成が6日連続 (8/11〜16)で運用に入りました。
    8月7日の銚子みなとまつり、お盆期間の8月12〜15日には多客輸送のため、2000形2編成が同時に運行されました。また、最終確認出来ていませんが、8月2日に初めての2編成同時運行が行われた可能性があります。
     

伊予鉄800系、解体される模様 (8/23記)

  • 7月25日のさよなら運転後も、古町車両工場に留置されていた825Fと826Fですが、モハ825のクーラーと社章が外されていることを画像で確認しました。未確認情報では他の車両の部品も外されているようで、今後解体される見通しです。
    これで銚電2000形第3編成導入の可能性は無くなり、代わって平成25年度末までのデハ1000形2両の改修が課題となりそうです。
  • 8/24追記
    8月21日時点で、2両の800系湘南顔 (留置位置からモハ825/モハ826と推定) のクーラーが撤去されていることを画像で確認しました。
  • 9/15追記
    9月8日夜から10日夜の3回に分けて、825F/826F (計6両) がトレーラー搬出されました。
     

デハ801、構内運転? (8/17記)

  • 2000形投入に伴ない、7月27日以降運用を離れ洗車線に留置されていたデハ801ですが、8月17日に入換えのため構内を移動した模様です。検修等の都合で洗車線を空ける必要があったのか、或いは運用に関係するのかは不明です。
  • なお、デハ801の銚子方に2つ付いているサヨナラHMのうち一方について、確証には至っていませんが、銚子電鉄ではなく某団体が作成した可能性があるようです。
     

お盆期間、2000形2編成連続運用 (8/16記)

  • お盆休みの期間中、連続して2000形が2編成とも運用に入りました。少なくとも8月12日から15日までの4日間、2編成とも運用に入っており、2000形の運用は、電力面では安定してきたと言えそうです。
  • 8月15日時点で、2001Fグリーン編成は少なくとも4日間、2002Fイオン編成は少なくとも5日間の連続運用を行っています。検査は3日ごとなので、営業運転時間外に検査をしたか、或いは早朝等に一時的にデハ1000形が代走したと考えられます。今のところ、デハ1000形が代走したことを示す情報はありません。
     

イオン編成、ヘッドマークを外して運用 (8/11記)

  • 8月11日、2002Fイオン編成は出発式ヘッドマークを外して運用に入りました。
     

イオン編成、出発式HMを外した模様 (8/10記)

  • 8月10日現在、2002Fイオン編成のモハ側の出発式ヘッドマークが外されている模様です。クハ側は不明です。
  • 2002Fは8月7日の銚子みなとまつり、そしてその翌日の8月8日は出発式ヘッドマークを付けて運用していたことが確認されています。9〜10日は運用に入っていなかったと考えられ、2日ローテーション通りだと明日11日に運用に入ることになります。
  • 仮に明日ヘッドマークを付けず運用に入るとすれば、2002Fがヘッドマークを付けない初めての営業運転となる見通しです。
     

みなとまつり、2000形2編成同時運用&臨時列車運転 (8/8記)

  • 8月7日、銚子みなとまつりに伴なう多客輸送のため、2001Fグリーン編成と2002Fイオン編成が運用に入りました。営業運転での2000形2編成同時運用は恐らく2度目で、本格的な多客輸送はこれが初めてです。
    また、駅掲示ポスターにて、「花火大会臨時ダイヤ」 として、銚子駅21:20発の下り臨時列車が案内されました。車両交換が無かったとすれば、2000形が臨時列車に充当された初のケースになると思われます。
  • 時間帯は不明ですが、笠上黒生変電所には職員が配置されていたようです。今のところ、電力等のトラブルについての情報はありません。今の電力設備で問題が無いのか、或いは特殊な方法 (同時力行しない等) で乗り切ったのかは不明で、乗車率も分かりませんが、とりあえず多客輸送という一つのハードルを超えたと言えそうです。
  • 8月7日の時点で、2002Fイオン編成は出発式ヘッドマークを取り付けて運用しています。
     

車両の動き (8/6記)

  • 8月6日は、2001Fグリーン編成とデハ1002 (鉄子) が運用に入った模様です。2001Fは外川留置、上り一番列車となる見通しです。
  • 2日ローテーションだと、明日はデハ1001 (桃鉄) が運用に入る番ですが、8月6日夜の時点で、仲ノ町側線には2002Fイオン編成が留置されています。出発式ヘッドマークは取り付けられたままの模様です。
  • 明日のイベント (みなとまつり) や留置状況を考えると、2000形2本同時運用の可能性が高まった気がします。一方で、2000形投入以前の7月23日以前は、朝と日中で運用車両が違うこともよくあったことなので、実際にどの車両が明日7日に運用に入るかは何とも言えません。
  • 因みに、最近は日中の車両交換は殆んど行われていない模様です。2000形投入以前も4編成ありましたが、デハ701が実質的に予備車化していたため日常的には3編成しか使えず、列車検査 (旧型デハは2日ごと、デハ1000形は3日ごと) の関係で車両交換が必要だったようです。
    2000形の検査は多分3日ごとで、デハ1000形とともに2日ごとのローテーションを組めば、無理なく運用を組めることになります。約一ヶ月ごとの月検査も2日で済んでいるようなので、全検・重検を除けば、基本的に2日ローテーションを崩す必要はないと考えられます。
     

車両の動き (8/5記)

  • イオン編成ヘッドマーク
    8月5日現在、2002Fイオン編成は出発式ヘッドマークを取り付けて運用に入っている模様です。
  • 旧型デハ
    7月27日以降、デハ701およびデハ801の運用は確認されていません。
  • 銚子みなとまつり、4両同時運用なるか?
    8月7〜8日、銚子みなとまつりが開催されます。これに伴ない、4両同時運用による多客輸送が行われる可能性があります。
    下記のような編成で運用するのではないかと推定されます (外レても責任は負えません/701は極力使わないと推定)。 趣味的に言うと、3両以上での運用の場合、「2000形1本&デハ1000形1両」 以外では外レ無しと言う気がしますが、このガッカリ運用(?) になる可能性が低いとは言えません。
    • 3両:2000形&1000形--新車投入後の一般的運用 (ガッカリ?)
    • 3両:2000形&801--旧型デハ運用
    • 3両:1000形&1000形+801--旧型デハ運用
    • 4両:1000形+701&1000形+801--旧型デハ運用・多客輸送で実績
    • 4両:2000形&801+1000形--旧型デハ運用
    • 4両:2000形&1001+1002--珍編成運用
    • 4両:2001F &2002F--2000形初の本格的多客運用

車両の動き (8/2記)

  • 8月2日、2001Fグリーン編成と2002Fイオン編成が同時に運用に入った可能性がありますが、未確認です (笠上黒生で停車中らしい2001Fの車内画像の窓外に、2002Fらしきものが写っているものがありますが、断定には至っていません)。
  • 7月25日、前日の出発式に続いてデハ1001とデハ801が連結した可能性がありますが、詳細不明です。
     

7月31日、グリーン編成が運用。2日おきに交替? (7/31記)

  • 7月30〜31日は、2001Fグリーン編成が運用に入りました。未確認ですが外川毎時50分発のスジのようで、21:05仲ノ町着で今日の運用を終えた模様です。
  • これまでのところ、2001Fグリーン編成と2002Fイオン編成は 「2日入って2日休む」 運用を行っているようで、デハ1000形が3日に一度 (旧型デハは2日に一度) の検査を行っていることからすると、合理的な運用パターンのような気がします。
    この運用パターンが続けば、明日8月1日はイオン編成が運用に入ることになります (違ったらスイマセン)。7月31日現在、イオン編成は出発式ヘッドマークを取り付けており、そろそろ撮り納めの頃ではないかと思います。
  • 7月27日以降、デハ801の運用は確認されていません。また、現在までに、2000形の2列車同時運行は確認されていません。
    デハ801が運用に入らなくなってから日が浅いので何とも言えませんが、2000形と同様に、デハ1000形が2日ごとの運用パターンとなる気がしないでもありません。
  • この運用パターンが続くなら、デハ801の運用は期待薄です。団体輸送等で、旧型デハがデハ1000形に増結されることはあるかも知れません。逆に言えば、旧型デハを貸切する場合 (貸切出来ればの話ですが)、運用中のデハ1000形にスタンバイ状態の旧型デハを増結すれば良い形となるため、貸切スケジュール設定の自由度が高くなったと言えないことも無いかも知れません。
     

デハ701・801の引退は秋? (7/31記)

  • 報道
    出発式から一週間ほどが経過し、産経新聞と毎日新聞がWEB記事を掲載しました。毎日新聞は 『木造の2両は今秋 「さよなら運行」 を予定している。』 と報じており、デハ701とデハ801は秋に引退する模様です。
    7.30 産経 / 7.31毎日
  • 旧型デハ引退で4両同時運用はどうなる?
    7月31日現在までに、2000形の2列車同時運行は確認されていません。7月24日の出発式当日に、2002F一番列車と交替のため、外川に留置されたデハ1001がデハ801に連結されて仲ノ町へ回送されましたが、2000形営業運転中に、4両同時運用が確認されているのは、これが今のところ唯一の事例です。
    デハ1000形同士は総括制御が可能ですが、電力負担が大きいとのことで、4両が同時に運用する際には、デハ1000形と旧型デハを組合わせる方法で運用されました。「デハ1000形同士の2両編成と2000形」 の4両で運用できるのか今のところ不明で、2000形の2列車同時運行も今のところ例が無く、実例があるのは 「2002F & デハ801+デハ1001」 のみです。
    夏の多客期を旧型デハで乗り切ったあと、デハ1000形と2000形で4両同時運用がどうなるのか、些か気になるところです。
     

銚子電鉄の貸切車両 〜旧型デハを貸切できるか?〜 (7/30記)

  • RM特集号に掲載
    RM誌 (レイルマガジン) の最新号は貸切列車の特集号となっており、銚子電鉄についても記載があります。銚電ではブーム以前から車両の貸切をしており、ブーム初期には車両貸切で銚電を支援しようとする動きもありました。
    しかし、ぬれ煎餅の注文急増や事業改善命令への対応など業務多忙な状況になり、その後はバスツアーでの増結・貸切車両が多数運行されるなど、「鉄道ファンが貸切を申し込むのは銚電にとって迷惑」 という雰囲気がありました。
  • 昨今の貸切状況
    2000形投入前の運用状況を見ると、正月・ゴールデンウィークや地元での祭事輸送を除き、2両編成での運用は珍しくなっているようです。バスツアーの需要も一巡したようで、具体的データはありませんが、以前と比べるとツアーに伴う増結・貸切は減少しているように見受けられます。
     
  • 銚子電鉄の対応状況
    RM誌によれば、貸切車両についての銚電の対応状況は、概ね次のとおりです。
    • 車両指定--対応可能 (応相談:希望に沿えない場合あり)
    • 運転区間--対応可能 (応相談:短区間でも貸切料金は同じ)
    • HM取付 --対応可能 (応相談:銚子・外川からの乗車に限り、後部車両へ取付)
    • 車内飲食--対応可能 (応相談:ゴミ処理は貸主が行うことが前提、パーティーや宴会等は不可)
    • 貸切料金--応相談  (車両により料金が異なる)
       
  • 貸切料金
    貸切料金は、片道あたり定員×310円程度ではないかと推定されます。各車両の定員は下記のとおりです (2000形以外は鉄道ファン誌より) 。なお、座席定員は 「ロングシート全てを足した長さを、一人あたりの座席幅で割る」 方法で算出しているようで、必ずしも座席定員数の人数全てが着席出来るとは限らない場合があります。
    • デハ701   --定員110名 (座42)
    • デハ801   --定員120名 (座40)
    • デハ1000形--定員 98名 (座34)
    • デハ2000形--定員115名 (座45)
    • クハ2500形 --定員115名 (座45)
       
  • 貸切車両と貸切列車
    銚子電鉄のダイヤは初電・終電付近の時間帯を除き、臨時列車を走らせる余裕がありません。よって、必然的に列車全体を専有する貸切列車ではなく、一般列車の一部車両を貸し切ることになります。具体的には2000形2両編成のうち一両 (後部車両?) を貸し切る形になるか、或いは単行の一般列車に貸切車両 (デハ701/デハ801/デハ1000形) を一両増結する形になると思われます。
    物理的には初電・終電付近に各一往復の臨時貸切列車を走らせることが出来そうですが、銚電が応じてくれるかどうかは分かりません。
     
  • 旧型デハを貸切できるか?
    車両指定は対応可能 (応相談) となっていますが、実際に旧型デハ (デハ701&801) を貸切できるかどうかは分かりません。7月24日以降は2000形一編成が毎日運用に入っており、この条件下で旧型デハを貸切するとなると、運用2編成が双方とも2両編成となり、電力容量の問題が出てくる可能性が無いとも言えません。
    仮に旧型デハを貸切できるとしても、乗客が集中しない時間帯などの条件が付く可能性がありますし、また旧型デハは引退が予定されていることから、貸切は難しいかも知れません。
     
  • 実際のところ銚子電鉄で貸切できるか?
    2000形は投入されたばかりで運用が安定していると言えるのかよく分からず、旧型デハは引退を控えており、本当に貸切できるのかよく分かりません。しかし、鉄道誌の最新号に貸切対応可能と掲載されているので、条件次第では貸切できるのではないかと思われます。
    特に旧型デハは引退を控えており、この機会を逃せば再び貸切できる機会は無くなります。本気で貸切を希望する方は、いちど銚子電鉄へ問合せしてみることをお勧めします。
     
  • 他の鉄道の貸切列車
    RM誌最新号 (2010年9月号:定価1200円) は貸切列車の特集号となっており、JRや大手私鉄を含め、鉄道各社の貸切列車への対応状況が広く網羅されています。詳しくは当該誌を参照して下さい。
    レイルマガジン公式HP / 最新号 (2010年9月号とは限らず)
    Amazon (Rail Magazine 2010年9月号)
     

7月28日、イオン編成が運用 (7/29記)

  • 7月28日は、2002Fイオン編成が出発式ヘッドマークを付けて運用に入りました。
  • 2000形はワンマン運転対応車ですが、従来車と異なり、車掌が最後尾の乗務員室窓から身を乗り出して安全確認する、実質的にツーマン運行を行っている事例があるようです。ツーマン運行を行う区間や時間帯の詳細は不明です。
     

銚電、のりものフェスタ2010に参加 (7/28記)

  • 小田急百貨店藤沢店で開催されるのりものフェスタで、2000形運行開始記念乗車券やデキ3ナンバープレートなどの銚電グッズが販売されます。のりものフェスタ開催期間は7月28日(水)〜8月2日(月) ですが、銚電の参加は7月30日(金)〜8月1日(日) の3日間です。
    また、のりものフェスタ開催は7階催物場ですが、銚電は1階入口付近で販売を行うようです。詳しくは銚電公式HPを参照して下さい。
    銚電公式HP (イべントページ) / パンフレット(PDF)--
     

7月27日、グリーン編成が運用 (7/28記)

  • 7月27日は前日に続き、2001Fグリーン編成が運用に入りました。現在までのところ、2000形の2列車同時運行は確認されていません。
  • 枕ばねの違いのせいか、デハ(コイルパネ) とクハ(エアサス) の乗り心地は、だいぶ異なるようです。
     

7月26日、グリーン編成が初運用! (7/26記)

  • 7月26日、銚電2000形のグリーン編成が運用に入りました。2001Fが営業列車へ投入されるのは、今日が初めてと思われます。もう一編成はデハ801で、同車は少なくとも6日連続で運用に入っています。
  • 画像を見る限り、デハ・クハともに、2001Fにヘッドマークなどの装飾は付けられていないようです。2002Fイオン編成は、25日にも出発式ヘッドマークを付けて運用に入りました。
     

7月25日、伊予・新京成800 さよなら運転 (7/26記)

  • 7月25日、伊予鉄道800系と新京成電鉄800形のサヨナラ運転が予定どおり行われました。伊予鉄は826F、新京成は806Fでした。 なお、伊予鉄800系さよなら運転が銚電2000形出発式と1日違いとなったのは、偶然だったようです。
    ・伊予鉄800--RMニュース / 愛媛新聞 / 読売新聞
    ・新京成800--RMニュース / 鉄道ファン・railf.jp / 2nd-train 7.247.25
  • 第3編成導入なるか?
    伊予鉄道800系が全廃となったことで、その処遇が気になるところです。銚電の平成22年度当初計画に、新車導入計画はありません。一方で、平成25年度末までの長期計画では、デハ1000形一両を更新修繕する一方で、もう一両を取替することが予定されています。
  • 導入するなら2000形?
    銚電へ2000形を導入するにあたっては、候補車両選出に難航しました。短い車体と600Vでの運用能力、少ない改造費などが条件で、いちど京王3000系の導入を決めたものの、費用面で導入を断念したことは周知の事実です。今後平成25年度末までに別の車両を導入するにしても、再び候補車両選出が難航すると予想されます。
    旅客サービス面から言えば2000形に統一したほうが良い訳で、また整備面でも、別の車両よりは2000形第3編成を導入するほうが有利と考えられます。2000形がこのまま使えるのか、或いは変電設備を増強する必要があるのか現時点では良く分かりませんが、解体される前に伊予鉄800系を確保出来ないと、電力設備を増強したとしても、走らせる車両に困ることになります。
  • 導入費用
    読売新聞は 「4両の購入費用は、輸送、改装費も含めて約1億5000万円。地元金融機関からの借り入れのほか、」 と報じており、未確認ながら、どうも費用の半分以上が金融機関からの借入れのようです。銚電ブーム以降の黒字分は軌道や電力施設などに投じて、新車購入費用は賄いきれなかったようで、2000形第3編成導入費用の調達はなかなか難しそうです。
    方法としては、金融機関にさらに融資してもらう、とりあえず輸送費だけ調達して銚電線内で留置する、費用が工面できるまで伊予鉄で留置してもらう等が考えられますが、何れもハードルは低くは無さそうです。
  • 1000形を使い続ける?
    長期計画は変更されることもあります。 読売新聞は、『同社では「これで車両更新も一段落した。(中略)」としている。』 と報じており、この報道からは、2000形の導入が完了したような印象を受けます。
    デハ1000形更新計画 (更新修繕or取替) はまだ明確に決まっていないようで、取り敢えず伊予鉄800系の解体が確認されるまでは、その動向を見ていく必要がありそうです。
     

雑記 (7/25記)

  • 25日はアイボリー編成
    7月25日はアイボリー編成が運用に入りました。もう一編成はデハ1001のようです。(7.26追記/デハ801も運用に入ったようです。)
    2nd-train
     
  • 雑記
    報道や2000形運行初日のYouTube動画などを見た雑感を記してみます。
     
  • 出発式
    出発式典は、犬吠駅ホームの団体用出入ロ(?) の前の駅前広場で行われました。広場で式典を行い、一番列車が到着したら関係者が団体入ロからホームへ上がる寸法です。 小川文雄社長は、「車社会になり、最盛期の半分以下の利用客に減ったが、安全に乗客を運ぶ努力をこれからも続けていきたい」 と挨拶しました (朝日報道より)。
    銚子市長は出席しなかった模様です。銚子電鉄サポーターズ副代表の坂本雅信氏 (朝日報道によれば 「元副代表」 となっているものの辞任の事実の有無は未確認) が銚子市観光協会会長として挨拶しましたが、サポーターズ役員として誰かが出席したのかは不明です。また、向後元次長が式典広場にいたのかどうかも不明です。
     
  • 外川
    外川でのデハ1001とアイボリー編成の入換えは、短時間でスムーズに行われたようです。外川停車中に空調装置が大きな音を立てていますが、窓が開いたままなので、やはり送風だけなのかも知れません。アイボリー編成2両目 (クハ2502) の客室の大半は、犬吠駅から乗車する乗客のためのスペースとして、外川出発時には立入禁止とされました。
     
  • 犬吠出発
    犬吠駅では鳴り物が響くなか、チーバくんが見送るなど賑やかな一番列車の出発となりました。先頭車付近に来賓は見当たらず、来賓の多くは2両目に乗車して犬吠から銚子駅に戻った模様です。
     
  • 揺ら〜り
    犬吠を出発した上り列車は、どのタイプでも揺れるようですが、車体が大きいからかエアサスだからか、あるいは白っぽい車体色のせいか、クハ2502は一層大きく揺れて見えます。西海鹿島駅進入のシーンでも、大きく揺れて見えます。趣味的には車内で揺れを体験してみたいところです。
    クハ2500形の自重はデハ700形 (26t) とほぼ同じ26.7tで、デハ801 (28.2t) よりは軽いです。一方でデハ2000形の自重は、デハ1000形 (30.5t) より2t以上重い32.7tです。重いほうが安定するのかも知れませんが (パンタの揺れを見るとデハ2002も結構よく揺れているようです)、軽くても揺れによっては荷重が片方に掛かってしまう訳で、長期的(?) に見て保線等に影響が無いのか、些か気になるところです。
     
    ※7.26、勢いで書いた部分を削除しました。再掲する場合は別サイトで行う予定です。
     

銚電2000形、運行開始!! (7/24記)

  • 一番列車はアイボリー編成
    7月24日午前11時20分より、銚子電鉄2000形が外川発上り列車として運行を開始しました。一番列車は、イオン銚子SCのラッピングシートが貼られたアイボリー編成でした。
    ♪ちゃんねる
    銚電公式HP・イベントページ--7.26追記
    RMニュース--7.26追記
     
  • メディア
    いまのところWEB上では読売が前日に報じたのみで、残念ながらメディアの関心は高くないようです。つい先ほど、朝日が当日の様子を伝えましたが、「国土交通省から了解が得られず」 と2000形運行開始延期の理由をメディアが報じたのは、これが最初だと思われます。
    7.23 読売新聞 / 7.25 朝日新聞
     
  • 運用車両
    7月24日に運用に入ったことが確認されているのは、アイボリー編成のほか、デハ801とデハ1001です。アイボリー編成と交替でデハ1001は外川に留置、2000形グリーン編成は運用に入りませんでした。
    24日の同時最大運用車両数は3両で、最大負荷状態での運用は今後に経験することになります (デハ1001がデハ801に連結されて回送されたものの、一両分は乗客負荷無し)。
     
  • 仲ノ町
    予定どおり仲ノ町でデキ3の構内運転が行われました。少々スリリングなデモ走行で好評だった模様です。グリーン編成は最奥線に留置されたままでしたが、「新宿」 や「多摩動物公園」 など京王線時代のヘッドマークが取り付けられました (本物かレプリカかは不明)。
    デキ3のデモ走行後に入換えが行われ、グリーン編成は側線 (本線と洗車線の間) に引き出されました。
     
  • 冷房装置
    クーラーについて、「冷房が入ってなかった」、「冷房が入ってたが窓が全開だった」、「冷房は入ってないが送風はしていた」 等の説があり、実際の動作状況は不明です。 走行中は止め、起終点駅 (銚子/外川) での折返し待ち等に冷房を入れている可能性はありますが未確認です。
     
  • 電力
    2000形の走行時に、架線電圧計と電流計が、ある値を示した可能性があるようです。当方は当該計器の表記について把握しておらず、また笠上黒生変電所の改修後のスペックが不明なので何とも言えませんが、銚電公式HPでは 「遠方制御シリコン制御器300KW、DC600V、300A1台」 となっており、当該値が本当なら、2編成が動いた時に大丈夫なのか、些か気になります。
    当面は2000形と従来車単行で運行するのか、それとも早期に2000形2編成同時運行に踏み切るのか、関心が持たれるところです。
     
  • 23日夜の運用 (推測含む)
    • 20:50--デハ801、銚子を出発して外川へ向かう (仲ノ町→笠上黒生間は、通票或いは通券)。
    • 21:05〜10 21:10〜20頃--2000形アイボリー編成、客扱いをせず仲ノ町を出発して笠上黒生へ向かう (仲ノ町→笠上黒生間は、通票或いは線路閉鎖手続きによる)。
    • 21:20--デハ801、外川を出発して笠上黒生へ向かう (スタフ)。
    • 21:30--デハ801、笠上黒生でアイボリー編成と列車交換して銚子へ向かう (笠上黒生→仲ノ町間は通票)。
    • 21:31頃--アイボリー編成、笠上黒生を出発して外川の側線へ向かう (たぶん線路閉鎖手続き)。
    • 21:50--デハ801、銚子を出発して外川へ向かう (笠上黒生→外川間は多分スタフ)。
    • 22:08--デハ801、外川へ到着・ホーム側で朝まで留置。
       
  • 24日の運用 (推測含む)
    • 05:10--デハ801、外川発上り初電として運用に入る。
    • 06:02--デハ1001、仲ノ町発下り列車として運用に入る。
    • 10:50--デハ1001、銚子を出発して外川へ向かう。
    • 11:11--デハ1001、外川へ到着。乗客降車後、車止め側へ移動して留置。
    • 11:11〜20--アイボリー編成、外川の側線から銚子方本線へ引き出し外川ホームへ移動後、客扱い。
    • 11:20--アイボリー編成、2000形一番列車として外川を出発して犬吠へ向かう。
    • 11:23--アイボリー編成、犬吠で出発式典の後に銚子へ向かう。
    • 午後--デハ1001、デキ3デモ走行後に801の後部 (外川側) に連結されて仲ノ町へ回送。
       

車両の動き (7/23記)

  • お祓い
    7月23日朝、渡海神社神主により2000形のお祓いが行われました。銚電公式HPではアイボリー編成を 「イオン号(WAON号)」 と記載しています。 なお、アイボリー編成クハ正面には四角のへッドマークが取付けられています (デハ側とグリーン編成は未確認)。
    銚電公式HP (イベントページ)
  • 23日の運用
    7月23日はデハ801とデハ1002が運用に入りました。
  • アイボリー編成、外川へ回送
    デハ801は銚子20:50発のスジで外川に向かったようで、これを追ってアイボリー編成が仲ノ町から外川へ向けて出発しました。線路閉鎖手続きを行ったと考えられ、アイボリー編成が外川へ到着した後に、デハ801は外川21:20発のスジで銚子へ戻ったと推定されます。
    アイボリー編成クハは、お祓い時に取付けていた四角のへッドマークを外していたようです。また、車両交換がなければ、デハ801は再び銚子21:50発の終電スジで外川に向かうことになります。
  • 24日の初電
    通常であれば明日の初電 (外川5:10発) はデハ801ということになりますが、801になるのか、或いは2000形アイボリー編成になるのか分かりません。因みに、アイボリー編成が外川5:10発初電のスジに入り、且つ車両交換を行わない場合、明日の外川11:20発の一番列車のスジには入らないことになります。
 
 

一番列車は外川11時20分発 (7/23記)

  • 23日付の読売新聞報道によれば、「一番列車」 は外川発11:20→犬吠着11:22とのことです。これは通常ダイヤのスジで、犬吠出発も通常ダイヤどおり11:23とすれば停車時間は一分間しかないことになり、ホームでは大掛かりなイベントを行わないのかも知れません。
  • 犬吠11:23発が2000形に乗れる初列車となるのか、この記事ではハッキリしません。仮にそうだとすると、外川 (11:20発) →犬吠間に乗車出来るのかどうかも気になるところです。
  • 「2000形での初旅客列車かつ通常ダイヤ運行」 という条件で外川 (11:20発) →犬吠間に乗客を乗せる場合、「従来型車両 (デハ1000形等) を用いた銚子10:50発の下り列車が11:11に外川へ到着したあと、9分の間に乗客を降ろしてホーム停車中のデハ1000形と側線の2000形を入換え、客を乗車させてスタフを載せ変え11:20に外川を出発」 しなければなりません。
    他に 「銚子10:50/仲ノ町10:52発のデハ1000の後部に締切り扱いの2000形を連結して電圧降下を警戒しながら3両編成で外川に回送、外川でデハ1000を切離して2000形の外川側一両のみドアを開け、11:20に外川を出発」 など幾つか荒技が考えられますが、いまのところ方法を特定出来る情報はありません。
  • 「外川 (11:20発) →犬吠間に乗客を乗せない」 というのが一番スマートな方法のような気がしますが、銚電公式HPでは一部区間運休のアナウンスは今のところ無いようです。一応、外川11:20発以前の列車の2000形運用の可能性も考慮しておく必要がありそうです。

車両の動き (7/21記)

  • デハ801
    7月21日はデハ801が運用に入りました。801は16〜21日のうち、3連休明けの20日(火) を除いて運用に入っており、新車運行開始までの残された2日間は運用に入ることが期待できそうです (運用に入らないかも知れません、訪銚は自己責任でお願いします)。
  • 2000形
    2000形は仲ノ町で留置中ですが、20日と21日ではグリーン/アイボリー編成の留置位置が逆になっており (複数ソース)、夜間に動いた可能性があります。時期的に訓練運転か、最終的なチェックを行っていると見られます。
     

銚電2000形の導入手続き (7/20記)

  • タイムリミット
    銚子電鉄2000形の手続きが、新規の車両扱いではなく、少し簡素な方法で行われたことが分かりました。簡単に言うと、「伊予鉄道800系が、愛媛県で稼動しているうちに行わなければならない手続き」 です。
     
  • 手続きの違い
    新規の車両扱いの場合、審査は国土交通省の本省 (霞ヶ関) で行われ、文書は国土交通大臣の名で交付されます。申請者 (銚電) は、詳細な大量の文書を提出しなければなりません。
    一方、少し簡素な手続きだと、審査は地方運輸局で行われ、文書は地方運輸局長の名で交付されます。申請時に提出する文書も、基本的な図面のほか、変更部分を書類や図面で明示することで事足ります。また、基本的な図面も、他の鉄道事業者 (伊予鉄) の図面を手直しするだけで提出可能なものもあります。
    但し、この手続きは、伊予鉄道800系が正式に全車廃車となった後では行えません。800系全廃後に手続きを行う場合は本省扱いとなりますが、この場合は車両の安全基準等について最新の法令が厳しく適用される可能性があり (耐火性や対衝撃性、保安装置など)、ハードルが高くなることが予想されます。つまり、銚電2000形の手続きは、「時間との戦い」 という側面があった訳です。
     
  • 長い審査期間
    審査期間は、通常であれば約一週間です。特に長い審査期間を必要とするような大物 (新系列の新幹線車両など) の場合、まず事前に非公式で文書をチェックしてもらい、その後に正式な申請をして一週間で手続きを終えるというケースもあるようです。これらに比べると、銚電2000形の手続きは少々(?) 長くなっています。
    銚電の手続きは、申請日から2ヶ月近くを要しています。銚子電鉄が文書を提出したのは平成22年4月13日で、この時点で銚電側が審査期間をどの程度と見込んでいたのかは不明です。或いはこの時点で、ゴールデンウィークの前後ぐらいの運行開始を見込んでいたのかも知れません。そう言えば、アイボリー編成にイオン銚子SCのラッピングシートが貼られたのも、この頃でした。
    しかし5月を過ぎても審査は終わらず、ようやく手続きが完了したのは平成22年6月9日のことでした。
     
  • 銚電2000形出発式と、伊予鉄800系さよなら運転のカンケイ
    「他の鉄道事業者 (伊予鉄) で稼動中」 という条件が、どの時点で起算されるのかは不明です。申請日の4月13日時点で稼動中であれば良かったのかも知れませんが、万一、申請が却下された場合に、再び申請する前に伊予鉄800系が廃車済であれば、同じ方法で申請することは出来なくなります。
    文書手続きが完了した6月9日時点で稼動中であれば問題は無いのかも知れませんが、もしかしたら、「運用の終了は譲渡先の運用が始まってから」 と言うような慣例か何かがあるのかも知れません。
    上記のとおり、銚電の手続きは時間との戦いでした。ただ、「銚電2000形運用開始の翌日に伊予鉄800系のサヨナラ運転」 というのは、偶然にしては出来過ぎのように感じられます。もしかしたら伊予鉄は、銚電2000形の運用開始まで、800系の引退を待ってくれていたのかも知れません。
  • 7/25追記
    銚電2000形デビューと伊予鉄800系さよなら運転が1日違いとなったのは、どうやら偶然だった模様です。
     
     

夏を乗り切れ、2000形! (7/20記)

  • 一抹(?) の不安
    銚電2000形の運用に、少し(?) 不安要素があることが分かりました。どういうことかと言うと、最大負荷状態での2列車同時力行を、運用上想定していないようなのです。
     
  • 力行試験
    2000形導入手続きの前に、銚子電鉄では2編成を用いた同時力行試験を行っています。この試験では、一方の編成が2000形、もう一方の編成が2000形以外 (デハ1000形?) を使用したようで、ともに空車状態で試験した模様です。
    そして、その空車状態の試験をもとに検討した結果、2列車が 「通常程度の乗車効率」 であれば、何らかの理由により2列車が同時に力行しても、特段の影響なく運行可能と考えられるとしています。
    ここで気になる点が2つあって、一つは 「2列車が通常以上の乗車効率」 だとどうなるのか、もう一つは負荷状態での実試験を行わなくて大丈夫なのだろうかという点です。
     
  • ダイヤ
    旧ダイヤと新ダイヤを改めてチェックしてみました。新ダイヤは平成22年3月13日改正のパターンダイヤ、旧ダイヤはその前日まで使用されていたものです。新ダイヤは同時力行を回避するようになっているのかと思ったら、そうでは無いようで、上下列車の同時出発は逆に増えています。
    銚電は2000形が2列車同時力行する 「何らかの理由」 について、「客扱い、接続列車の遅れ、入換え作業、ヒューマンエラー等」 としており、基本的には同時力行を行わない方針のようですが、新ダイヤを見る限りでは、同時力行を防ぐ方法が分かりません。秒単位で運行の取決めがあるのか、或いは電圧計と睨めっこしながら力行するのかも知れません。
進行方向銚子仲ノ町観音本銚子笠上黒生西海鹿島海鹿島君ヶ浜犬吠外川
旧ダイヤ6:276:296:316:336:366:386:396:426:446:46
6:456:436:416:396:376:346:336:306:286:26
新ダイヤ7:207:227:247:267:317:327:347:367:397:41
7:387:367:347:327:307:287:277:257:237:20
 
  • 夏を乗り切れるか、2000形&変電所
    不安というのは電力以外にもあり、また電力関係を含めて色々と疑問な点もあり、銚電2000形の前途が安泰なのかどうか、現時点では何とも言えません。
    ただ、ここまで来ると後戻りは出来ない訳で、何とかする他はありません。まずは7月24日の出発式を無難にこなし、この夏を無事に乗り切って明日に繋げてほしいところです。
     
     
     

サポーターズ、公式HP閉鎖を予告 (7/20記)

  • 銚子電鉄サポーターズが、公式ページを8月末日で閉鎖すると予告しました。7月20日朝現在、すでに公式HPはトップページしか閲覧出来なくなっています。なお、銚子電鉄サポーターズ公式ブログは継続するとしています。
  • 他のページはWEBサーバから削除済のようで、規約や過去の会計報告等は予告無しに閲覧不可能となりました。また、平成20〜21年度の会計報告やサポーターズ監事の公表は、行われない見通しです。
     

7月17日、全車運用! (7/18記)

  • 7月17日(土)、浅間神社の例祭 (通称:浅間様) の多客輸送のため、4両全車が運用に入りました。
    ・編成--701+1002 / 801+1001 (両編成とも銚子方が旧型車)
  • デハ801は、7月11日にサボ受けに取付けられていたへッドマークが再び掲示されました。また、デハ701には、「LASTRUN デハ701 1978-2010」 と書かれた大型のへッドマークが、銚子方正面に取付けられました。

旧型車の定期運行、最後の週末? (7/16記)

  • 7月17日(土)〜19日(月) の3連休は、旧型車が定期運用に入る最後の週末となる可能性があります (運用に入らない可能性もあります)。24日の2000形投入以降は、さよなら運転 (現時点で日程未公表) までに旧型車が運用に入る可能性は低いと見られます。
  • なお、今週末 (16日) より犬吠駅にて、昨年夏に公開されたアニメーション、サマーウォーズに因んだ炭酸飲料 「サマーウォーズ・サイダー」 が発売されます (数量限定商品)。千葉県内で購入出来るのは犬吠駅のみのようです。
    ※当初は仲ノ町駅で販売予定でしたが、犬吠駅へ変更された模様です。
    株式会社クワッドエレメンツ公式HP (企画・販売会社)
     

2000形出発式スケジュール公表 (7/14記)

  • 平成22年7月24日スケジュール (推定含む)
    10:00〜 式典
    11:00〜 出発式・銚子はね太鼓などのイベント開始
    14:00〜 仲ノ町構内にてデキ3運転・15:00マデ
    ※デキ3運転以外のイベントは、犬吠駅広場で行う模様。
    ※模擬店の出店あり (たぶん犬吠駅広場)、銚電の食品事業部は「サンライズファームのジャンボフランク」を販売。
  • 2000形の運行開始は何時から?
    出発式は犬吠駅で11:00に行われますが、運行開始プログラムを見ても、2000形一番列車 (2000形による初の旅客営業運転列車) がどのスジに入るのか、特定できませんでした。確証はありませんが、もしかすると2000形は、出発式の11:00や式典が行われる10:00よりも早く、運行を開始する可能性が無いこともないかも知れません。
    「どーしても2000形の初旅客列車を見たい・乗りたい・撮りたい!」 と言う方は、今後銚電公式HPで公表される情報を小まめにチェックした方が良いかも知れません。因みに初電から2000形だとすると、上り初電は05:10外川駅発、下り初電は05:40銚子駅発となります。
     

車両の動き (7/14記)

  • 7月11日にデハ801銚子側正面へ新たに掲示されたへッドマークは、12日には外され、仲ノ町駅内に置かれています。また、外川側のLAST RUNシールも12日までに剥されました (銚子側は付けたまま)。
  • 2000形グリーン編成が、12日昼頃までに仲ノ町側線へ引き出されました。試運転との関係は不明です。
     

デハ801正面にへッドマーク (7/11記)

  • デハ801には従来から両エンド正面に 「LAST RUN」 と記されたシール式のへッドマークが貼られていましたが、新たに正面にへッドマークが追加されました (銚子駅側エンドのみ)。
    このへッドマークはシール式ではなく、サボ受けに引っ掛けるタイプのもので、「ありがとうデハ801」 と運用期間が記されています。
     

7月25日、伊予鉄800系さよならイベント (7/9記)

  • 7月9日、伊予鉄道は公式HPにて、さよなら運転を含む 「さよなら 800系電車イベント」 を7月25日 (日曜日) に開催すると公表しました。
    ・伊予鉄道公式HP--さよなら 800系電車イベント
  • 改めて記すまでもなく、伊予鉄道800系は銚電の新車のもととなった車両で、前日24日に出発式が行われる銚子電鉄2000形とバトンタッチして引退となります。また24〜25日には、横領事件発覚直前まで銚電が導入を予定していた新京成800形のさよならイベントが開催予定となっており、奇しくも銚子を走る計画のあった2社の 「800系・800形電車」 が、銚電の新車デビュー翌日に鉄路を去ることとなりました。
     

7月24日、2000形運用開始!! (7/8記)

  • 7月8日に銚電公式HPが更新され、7月24日 (土曜日) より2000形の運行を開始することが公表されました。
  • 出発式は銚子駅ではなく、7月24日午前11:00より犬吠駅で執り行うとしています。通常ダイヤでの運行だとすると、「犬吠11:09発 (下り) 外川行き」 か、或いは 「犬吠11:23発 (上り) 銚子行き」 が2000形一番列車になると思われます。
  • 一番列車が上り列車だと仮定して推定してみます。まず、当日朝までに2000形を外川に回送します。次に、銚子10:50発の下り列車が11:11に外川へ到着するとすぐ、外川側線の2000形を犬吠へ向け出発させます。
    外川〜犬吠間は所要3分なので、11:14に犬吠へ到着。11:23に一番列車として銚子へ向け犬吠を発車、ということになるかと思いますが、外川11:20発の列車が (一駅間のみとは言え) 運休することになります。また、出発式の時間が9分しか無いというのは、あまりに短いという気がします。なので、当日は列車数本を運休する等の特別ダイヤが組まれるかも知れません。
    「当日の詳しいプログラム・イベント等」 は、決定次第HPにてお知らせするとのことです。
  • 2000形一番列車はどちらの編成になるかと言うと、ファン的にはグリーン編成の方が要望が高いかと思います。一方で、出発式にスポンサーが参列すると予想されることを考えると、ラッピング (アイボリー) 編成が一番列車になる可能性の方が高いような気がします。
     

平成22年度計画と2000形 (7/5記)

銚子電鉄の平成22年度計画から、新車導入に関係が有りそうなものをピックアップしてみました。

  • 訓練
    5月に予定されていた「二両編成車両の救援訓練」が、7月初旬に延期されました。2000形の運用開始は、この訓練以前になることは無いと見られます。
 
  • 軌道
    平成21年度に予定され新年度に持ち越された枕木280本の交換工事は、平成22年8月30日までに実施される予定です。まくら木交換に合わせて、砕石補充も実施される模様です。 暗渠管埋設工事について、5月に約400mの工事が予定されていましたが、砕石(バラスト)補充と枕木交換により線路状態が改善されているとして、当面は様子見となる見込みです。
    海鹿島〜君ヶ浜間の曲線正整が8〜9月頃に予定されています。これは曲線をスムーズに修正する工事と思われますが、2000形導入に必要な工事なのかどうかは分かりません。他は踏切工事が予定されているぐらいで、軌道関係で目立った工事は10月以降に予定されていません。
    枕木が朽ちていくように、道床やバラストも時とともに劣化します。過日は国鉄車が乗り入れた鉄路も、かつて程の強度はありません。それでも計画では、本年度は8〜9月の曲線正整以降は工事予定がなく、ひと段落と言った感があります。ただ、資金不足で工事予定を組めない可能性が無いこともありません。
 
  • 電力
    平成21年度に予定され新年度に持ち越された木製架線柱4本のコンクリート柱への交換は、5月22日までに完了しました。本年度に木製架線柱の交換は予定されていません。6月5日に笠上黒生変電所のトランスオイルが交換されました。整流器のオイルは前年(H21) 5月11日に交換されています。今後の予定としては、7〜8月頃に笠上黒生変電所のPASの交換が予定されています。
    電気関係に詳しくないので 「PAS」 とは何なのか良く分かりませんが、ちょっと調べてみたところ 「柱上気中開閉器」 と言うもののようで、簡単に言うと、電力会社と需要家(銚子電鉄)の施設との境界に設置し、銚電側の施設で電力トラブルがあった際に、周辺への波及事故 (停電など) を防止する装置のようです。 PAS自体は珍しいものではなく、電力消費の大きい施設 (少し大きめのマンション等) の近くの電柱に、「AS」 や「200A」 などと記されて設置されています。
    銚電公式HPによれば笠上黒生変電所は出力600V/300Aですが、変電所施設で消費する電力(変電ロス等) を考えると、PASは300Aより大きい容量のものが必要かも知れません。価格は、短絡事故に対応できるSOG機能付で、方向性の400Aのもので100万円前後 (本体のみ・工事費別) です。変電所に用いるPASが一般向けPASと同様のもので済むのかは分かりませんが、PAS (Pole Air Switch) の名のとおり電柱へ設置する装置なので、大掛りなものでは無さそうです。
    この装置が無いと波及事故を起こす可能性が高まり (装置があっても波及事故を起こすことはあります)、周辺の工場や医療施設などから停電による損害賠償を請求される可能性があります。 新車導入に伴う電力トラブルを考えると、2000形の本格的な試運転 (2列車同時運転) や営業運転開始はPAS交換以降となる可能性があります。一方で、「交換」 なので現在もPASが設置されているようであること、新車導入が何ヶ月も遅れることを承知のうえで購入を見送るほど高価な装置とは考え難いこと、平成22年度の当初計画では2000形運用開始が4月・PAS交換7〜8月頃となっていることから、PAS交換が新車導入の最後の壁とは確信出来ません。
    平成22年度の当初計画では、変電所関係ではトランスオイル交換とPAS交換しか予定されていません。よって、PAS交換後も2000形が動かないとすれば、「電力関係が原因では無い」 か、或いは 「電力関係に重大な問題があって平成22年度には対応出来ない」 かのどちらかと言うことになります。 なお、笠上黒生変電所は下記のとおり徐々に手が入っており、当面は大規模更新 (全面交換等) の可能性は低いような気はします。
    • H21. 5.11 --整流器オイル交換
    • H21. 5.18〜21 --変電所屋根・外板塗装
    • H21. 5.25 --レコーダー交換 (デジタル化)
    • H21. 9.28〜29 --高速遮断器の本体交換 (当初計画では接触子のみ交換予定)
    • H21.12. 4 --新車両導入に関連した変電所機器の改良 (変成機器等)
    • H22. 6. 5 --トランスオイル交換
    • H22.7〜8月頃 --PAS交換 (予定)
 
  • 車両検査
    平成23年3〜4月頃に、デハ1001 (桃鉄色) の全検 (全般検査) が予定されています。前回は平成21年2月12日〜3月24日に重検 (重要部検査) が実施されました。デハ701は平成20年11月25日〜12月25日に重検が実施されていますが、本年度(H22) に全検の予定はありません。
    このまま2000形が動かなければデハ701が今年12月頃に廃車となり、来年3〜4月頃にデハ1001が全検入りした時点で、稼動車両が2両のみ (801&1002) となって2列車運行のダイヤ維持が不可能となります。ただその場合、デハ702のように701を休車化して検査期限を延長し、1001の代走を行うのではないかと思います。
    デハ801の前回の検査は平成21年5月11日〜6月19日 (全検) 、デハ1002 (鉄子色) は平成22年3月19日〜4月9日(重検) でした。万一、来年5〜7月頃までに2000形が投入出来なければ、デハ801の重検を行う必要があります。801の検査中は、やはり検査期限延長で生き長らえたデハ701に代走してもらう必要がありますが、まぁ、一年先の心配をするのは少々気が早いかと思います。車両の状態から、801より優先して701の全検を行う可能性は低いと思います。
    銚子電鉄のダイヤは2列車運行で、日常的な検査があるため最低3編成が必要ですが、これには運用予備が含まれていません。最近デハ1001がトラブルを抱えているようで、その場合には列車検査中の車両を急遽運用に就かせているようですが、場合によってはダイヤが維持出来なくなる可能性があります。2000形運行開始までは綱渡りの運用となりそうです。
     
    銚電ブーム以降の検査状況
    車番検査1検査2次回検査期限備考
    701平18.12平20.11.25〜12.25 重検平22.11〜平23.1月頃廃車予定/平22年度に検査予定無し
    702平19.10無し廃車済  /平22.1.23サヨナラ運転
    801平19夏頃平21.05.11〜06.19 全検平23.5〜7月頃廃車予定
    1001平19.04平21.02.12〜03.24 重検平23.3〜4月頃平22年度計画書に検査時期の記載有
    1002平19.12平22.03.19〜04.09 重検平24.3〜5月頃
     
  • 2000形
    2000形運用開始予定は、平成22年度の当初計画では4月となっています。4月半ばの時点で書類作成中、5月半ば時点で書類申請中、6月半ば時点でも書類申請中となっていますが、国土交通省との手続きは6月に完了しているようで、法的には営業運転が可能となっている模様です。
    運用開始にあたっては2列車同時運転を含めた試運転や訓練運転が必要ですが、これらが行われていることを示す情報はありません。試運転や訓練運転は、ダイヤ上の制約から人目につかない夜間に行われると考えられ、情報がWEBに上がってくる確証もありませんが、車両の留置状態などから運転が活発に行われている気配が無く、どうも運用開始間近という雰囲気が感じられません。また、先述のとおり救援訓練が7月初旬に予定されていますが、教育計画には今のところ訓練運転についての記載がありません。書いていないだけかも知れませんが、些か気になるところです。
    手続きが完了しているとすれば、2000形が投入されない理由は車両側の問題では無く、軌道や電力、或いはハードウェア以外の問題が考えられます。
 
  • 雑感
    軌道や電力などの設備について、徐々にですが銚電は少なくない額を掛けて工事を行っており、何もしていないという訳ではありません。一方で工事は計画より遅れがちで、理由はそれぞれある訳ですが、根拠はありませんが、総じて資金不足が計画遅延の背景にある気がします。
    計画は色々ありますが、どれが2000形導入に係る問題を解決出来るものかは特定出来ませんでした。正直なところ、2000形投入時期について、本当に平成22年度の当初計画に記載の4月に運行開始するつもりだったのか、些かというか、かなり疑問が無い訳でもありません。別に計画スケジュールがあって、それに向けて準備が進んでいるのなら良い訳ですが、もし投入時期の目処が銚電自身にも付いていないとすれば、なんだかなぁと言う気はします。
    2000形投入時期について、国交省への文書手続きと 「二両編成車両の救援訓練」 を行い夏休みを控えた7月中旬〜下旬頃、PAS交換を行い枕木交換・砕石補充した後の8月下旬〜9月初旬頃、曲線正整後の9月〜10月頃が一つの目安となるかと思います。これで2000形が動かないとなると、「平成22年度中に更に追加工事が必要」、「平成22年度中には投入出来ない」、「ハードウェア以外に問題がある」 と言ったことが考えられます。
    一応、国土交通省との手続きも行っている訳で、銚電自身に2000形を投入する意志はあるかと思います。
     

Last-modified: 2010-10-05 (火) (4953d)